彼らについて [三幕]



イバラ * 満月(ミツキ)
マリの血を喰らい、生きる吸血鬼。一人称は、僕。
柔らかな淡い茶色の癖っ毛と深い紫の瞳を持つ。
家事全般が好きで、特に料理には凝っている。最近はマリと一緒に料理をする事が日々の楽しみ。その眼差しは、孫を見守るおじいちゃん。
漸くマリの傍にいる事に躊躇いを抱かなくなり、再びやたらとマリへちょっかいを出すようになった。


マリ * 叶谷 まりあ
イバラに血を喰われても、人間のまま普通に生きる女子高生。一人称は、わたし。
肩甲骨以上腰未満の長さまで黒髪を伸ばしている。前髪はぱっつん。
イバラと一緒に料理をするようになり、漸く手つきが安定してきた。
躊躇うイバラに相変わらず血を与えている。けれど、自身のことを「食糧」と言う癖は影を潜めた。
不器用なりに頑張っている様子。


サク * 
兄想いのイバラ弟。真面目故に不器用な吸血鬼。一人称は、俺。
柔らかな黒髪と淡い紫の瞳を持つ。
マリとイバラに必要以上に関わりたくないと思っていたのに、うっかりマリにまで携帯電話の連絡先を知られてしまった。
なんだかんだで面倒見が良い。マリとイバラに比べれば機械関係に強いので、何かその方面のトラブルがあると呼び出されているらしい。


アザミ * 
マリの伯母。一人称は、私。
娘がいないらしく、マリを買い物に連れ出して洋服を散々買う等やらとマリを構う反面、肉親としての責任を持ち、彼女に何かあったら自分がどうにかする位の覚悟はある様子。
イバラとも連絡を取り合い、彼らが平穏な生活を送れるよう取り計らっている。
マリの母親の生前は、マリ親子にあまり関わっておらず、それを後悔している様子。
常に着物を着用しているのは、茶道の師範だから。表千家。


ヒバリ *
サクの同居人。一人称は、僕。吸血鬼に血を吸われ、同族になった元人間(業界用語的には「親はサク」ないし「サクの子」となる)。
親の血を吸えば生きていけるという子の特権を行使し、人間の血を吸ったことはない。
非常に温厚な少年で、いつもにこにこしている。





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