彼らについて [二幕]



イバラ *
相変わらず血を喰らい生きる事に躊躇いを持つ、吸血鬼。一人称は、僕。
柔らかな淡い茶色の癖っ毛と深い紫の瞳を持つ。
家事全般が好きで、特に料理には凝っている。最近はマリも料理をするようになったので、その危なっかしい包丁捌きにはらはらしている。
なにかとマリの面倒を見たがり、なにかとマリにひっつきたがる。要するに、彼の世界の中心にマリがいる。


マリ * 叶谷 まりあ
吸血鬼に血を喰われても、人間のまま普通に生きる女子高生。一人称は、わたし。
肩甲骨以上腰未満の長さまで黒髪を伸ばしている。前髪はぱっつん。
イバラが何かと面倒を見たがる故に基本的に家事をしていなかったけれど、何を思ったのか、最近は料理、洗濯、掃除をやるようになった。そして判明した手先の不器用さ。
血から直接命を与えても死なず、吸血鬼化しなかった一件以来、イバラには血を与えている。そして相変わらず、自身のことを「食糧」と言う。
全体的に不器用、プラス意地っ張り。


サク *
兄想いのイバラ弟。真面目故に不器用な吸血鬼。一人称は、俺。
柔らかな黒髪と淡い紫の瞳を持つ。
マリとイバラに関わると惚気られるかいちゃつかれるかで身の置き場がなくなる、という事を骨身に染みるまで理解している為、必要以上に関わりたくないと思っている。
が、結局は面倒見が良い。うっかり携帯電話の番号を教えてしまったが為に、兄の愚痴と惚気を聞く羽目になっているとかいないとか。


いっくん * 燥一
マリより二歳年下の男子高校生。一人称は、俺。
日に透けると茶色くなる黒髪と食えない笑顔を持つ。
一人で弁当を食べるマリの所へ顔を出し続け、餌付けに成功、マリを手懐ける。
高校入学と同時にこの辺りへ引っ越してきたらしく、以前住んでいた場所には「大事な女の子」が居るらしい。
日記をつけているとかいないとか。


アザミ *
マリの伯母。一人称は、私。
娘がいないらしく、マリを買い物に連れ出して洋服を散々買う等やらとマリを構う反面、肉親としての責任を持ち、彼女に何かあったら自分がどうにかする位の覚悟はあるらしい。
イバラとも連絡を取り合い、彼らが平穏な生活を送れるよう取り計らっている。
マリの母親の生前は、マリ親子にあまり関わっておらず、それを後悔している様子。
常に着物を着用しているのは、茶道の師範だから。表千家。





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