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あらすじ
少女の母親は死の間際に、とても昔に愛した吸血鬼を枕元へと呼びました。 そして彼に、娘が一人で生きていけるようになるまで面倒を見てくれ、と、少女を託します。 対価は、少女の血。 吸血鬼が血を喰らった人間は、本来であれば命を落とすか、同族になってしまいます。 ですが、少女の母親は言うのです。あの子は大丈夫だから。 そして始まった、ちぐはぐな二人の毎日。 吸血鬼は、少女の為に美味しい食事を作ります。二人の住む家を綺麗に掃除します。 少女は、吸血鬼に口付けで、正確に言うと唾液で、少女の命の欠片を与えます。 奪い、奪われ。 与え、与えられ。 2人は何処へゆくのでしょうか。 彼らについて [一幕] イバラ * 血を喰らい生きる事に躊躇いを持つ吸血鬼。この名前はマリから貰った。一人称は、僕。 柔らかな淡い茶色の癖っ毛と深い紫の瞳を持つ。 家事全般が好きで、特に料理には凝っている。マリのお弁当作りは勿論、おやつのクッキーまで焼く。 なにかとマリの面倒を見たがり、なにかとマリにひっつきたがる。要するに、彼の世界の中心にマリがいる。 マリ * 母親によってイバラへ託された少女。一人称は、わたし。 肩甲骨以上腰未満の長さまで黒髪を伸ばしている。 イバラが何かと面倒を見たがる為、基本的に家事はしない。家では基本的に本を読んでいる。 イバラへの口付けを「食事」と言い、自身のことは「食糧」と言う。 ツンデレに分類したいけれどデレない為、不器用な意地っ張りという表現が正しいか、どうか。 サク * イバラの弟。黒髪に淡い紫の瞳を持つ。一人称は、俺。 |